妖婆の棲む森
その妖婆はかつて若く美しく、魔詞の組み合わせに秀でることで名の知られた魔女だった。年と共に魔力が衰えると、徐々に名声や美貌も薄れ、次第に城や宮殿や彼女を慕う人々から忘れられ、誰にも気付かれぬまま姿を消した。
若き日の美しさは、長年の孤独と呪いの研究で滅びてしまった。今では、杖をつく手の甲には腫瘤が浮かび、襤褸をまとった背中はひどく丸まっている。肌は枯れ葉のように乾き、灰色の目の奥には、古の知識と憎悪が混じり合った緑色の炎が揺らめいている。
妖婆は二百数十年もの間、この深い森の奥深くで密かな愉しみを味わいながら暮らしてきた。人に会うことも稀なこの深く暗い森の中を彷徨い、「愉しみ」の源を見つけると、人目につかない岩陰や窪地や洞穴に小屋掛けをする。黒き森の精霊や、妖婆に仕える小鬼たちの助けもあって、小屋はいつも誰にも見つからぬようにできている。
妖婆の小屋の中は奇妙な薬品や、乾燥した動植物の破片、骨や牙、奇妙な書物で埋め尽くされている。そして、部屋の隅には、彼女が手に入れた贄のための檻が据えられている。檻の中には、「先客」がいるかもしれないし、いないかもしれない。もしくは、自ら見初めた「客」を連れ込むこともあるし、小鬼たちに命じて新たな「客」を招くこともある。
ある夜半の秋、焚き火がパチパチとはぜる音だけが小屋の奥から聞こえる。その火花が妖婆の皺だらけの顔を照らすと、彼女は乾いた声で独り言を呟いた。
「また一つ、古き記憶が蘇りおる… 若かりし頃のわしは、こんな醜い姿ではなかった。美しき魔女の仲間達…麗しのお師匠様…女同士の睦事は若さを保つ秘訣ではあるが、皆いなくなってしもうた…。だが、この力、この知識… 長年尽くして得た黒き魔術、その代償は若さと引き換えに十分支払われた。しかし今でもゆっくりと老いが進む。それを遅らせ、少しでも若返る術は一つ。あの小さな村にいた娘を攫い、熱く燃え盛る若さをもう一度この身に取り込もうではないか。狒狒どもが新たな苗床を欲しておったしの。ヒッヒッヒッ…」
そう言って、彼女は鍋を火にかける。鍋の中では、奇妙な色の液体がぶくぶくと泡立ち、不気味な匂いを放っている。その傍には、妖婆に仕える小鬼たちが数匹、期待に目を輝かせて待っている。
妖婆は、「玩具」を愉しむための準備を始めた。そして、自分の愉しみが終われば、その「玩具」は森に棲み着く魔物たちへの贄となるのだ。若い女の身体を弄び、しゃぶり尽くした後、手足を縛ったまま雄の魔物の縄張りに置き去りにすることもあれば、約定に依って引き渡すこともある。縛られて身動きの取れない女、意識朦朧の贄を我が物とした魔物が、人間の若い女にすることといえばただ一つ。女の身体から分泌される汁を舐め啜り、プラーナを獲て自らの生きる力の源の一つとするのだ。プラーナが雄の生殖器にも充填されると、種によって形は様々だが一目で男根と分かるそれが隆々と怒張する。雄の精に満ち満ちた魔物は、目の前に転がる贄の穴に男根を突き立てると、その快楽に我を忘れて贄の穴という穴をかき回す。そして、その様子を物陰から覗き見る。これが妖婆の「愉しみ」の一つであり、生きる理由そのものだった。
甦る悪夢
夕暮れ時、コウノトリが鳴きながら赤い夕焼けに溶けていく村で、アンナは最後の干し草を畑に運んでいた。彼女の短く切りそろえた亜麻色の髪は夕日に輝き、その瑞々しい肢体は働く若い娘特有の健やかさに満ちていた。明日は市の日だ。父の荷車を引いて、隣村まで行くのだ。その楽しみな期待に胸を膨らませながら、彼女は最後の仕事を終えた。
家路につくと、母親が待っていた。母はいつものように彼女を抱きしめ、明日の市場の準備をするように言った。アンナは自分の一番のお気に入りを取り出し、それを丁寧に手入れした。それは彼女の唯一の晴れ着で、村の祭りや結婚式でしか着ることができなかった。
「明日はいい天気になるといいわね」と母親は言った。
「ええ、それに、帰りの荷物が多くならなければね」とアンナは答えた。
翌朝、アンナは朝露に濡れた道を父と共に歩いた。馬の蹄音が静かな森に響く。道は細く、両側には背の高い木々がそびえ立ち、太陽の光を遮っていた。アンナは父の隣を黙々と歩き、森の鳥のさえずりに耳を澄ませていた。道が曲がりくねった先に、小さな村落が見えてきた。
その村はアンナの村よりもさらに小さく、古い石造りの家がいくつか点在するだけだった。市場は村の広場で開かれていたが、露店は少なく、客もまばらだった。アンナと父は荷物を降ろし、商品を並べ始めた。蜂蜜、チーズ、干し肉、野菜。そして、アンナの母が作った刺繍の入った布。
アンナは客の相手をしながら、広場の隅に座っている老婆が自分を見つめていることに気づいた。老婆はぼろぼろのマントに身を包み、顔は影で隠れていたが、その目だけは不気味なほど輝いて見えた。アンナはそれが森の妖婆ではないかと、心の底で恐怖を感じたが、父に聞くことはできなかった。なぜなら、周りの村人達は誰もその老婆のことを気にも留めておらず、アンナを見つめる視線以外は、ただのみすぼらしい老婦人だったからだ。
市場が終わると、父は村の酒場で仲間と酒を飲み始めた。アンナは荷車の見張りをすることにした。彼女は荷車の陰に座り、市場で買ったリンゴをかじっていた。すると、あの老婆がゆっくりと近づいてきた。
「可愛い娘さんよ。そのリンゴを一つくれませんこと?」
老婆の声は砂を擦り合わせたような音だった。アンナは恐ろしかったが、断れずにリンゴを手渡した。老婆はそれを受け取ると、乾いた唇でゆっくりと噛み始めた。
「おぬしのような若い娘は、この森では珍しい。まるで咲き誇る花のようじゃ」
老婆はそう言うと、アンナの手をパッと掴んだ。その手は猫の手のように速く、氷のように冷たく、力が強かった。アンナは悲鳴を上げようとしたが、喉から音が出なかった。老婆は苦も無くアンナを荷車の陰から引きずり出し、誰にも気付かれぬまま森の中へと連れ去った。
闇からの招待
アンナの意識が戻ったとき、彼女はゴツゴツした石の床に横たわっていた。目を開けると、そこは薄暗く、奇妙な匂いが充満している小屋の中だった。壁には乾燥した動物の頭蓋骨や、見たこともない植物の標本がかけられ、天井からは不気味な形の提灯が揺れていた。部屋の隅には大きな鉄の檻が置かれていたが、幸いにもアンナはその中ではなかった。
アンナは身体を起こそうと試みたが、手足が縛られ、動くことはできなかった。彼女のドレスは所々破れ、肌はあちこち擦りむけていた。ここが、おとぎ話に聞いた恐ろしい魔女の小屋だと気づくと、恐怖に凍りつき、心臓は早鐘のように鳴り響いていた。
「お目覚めかい、可愛らしいお客様?」
暗がりの中から、妖婆の声が響いた。アンナは声のする方を見たが、そこには誰もいなかった。
「お前のような若くて新鮮な血を持つ女は、古いわしには最高の滋養じゃ。その肉を分けてくれるであろうかぃ?」
妖婆が影から姿を現した。彼女の姿はアンナが想像していた以上に恐ろしかった。腰が曲がり、肌は木の皮のように乾き、目は緑色に輝いていた。彼女は手にした杖でアンナの体を軽くつついた。
「お前の命の炎は燃えさかっておる。その熱、その香り… わしはそれを味わうのが好きじゃで」
妖婆はそう言うと、アンナの服をビリビリと破り始めた。スカートが一気に引き裂かれ、乳房と秘所を隠す下着も容易く引きちぎられた。アンナは抵抗しようとしたが、縄の結び目は固く、妖婆の力は想像を絶するものだった。彼女の涙が頬を伝った。
「泣くでないぞ、お客様。これもお前の運命。わしはお前を慈しむつもりじゃ。ただ、その若い身を少しだけ貸してほしいだけじゃ。」
アンナは数え年で十九になる。森の中に点在する村の中でも一二を争うほどの美しい容姿で、若い男から絶えず言い寄られていた。その中の一人と初めて肉体関係を持ったのが去年の夏のことだった。何度か身体を求められて、若い女の身体で感じる快楽に身を任せてしまったが、その男は父に追い払われて姿を消してしまった。
それはそれで仕方のない事だと納得したものの、一度知ってしまったあの快感、乳房を揉みしだかれ、乳首を噛まれ、吸われ、秘所を撫でられ、舐められ、男のものを入れられ、奥に熱い脈動と精を感じる女の喜びはなかなか忘れられるものではなかった。
妖婆の手がアンナの豊かな乳房を撫で始めた。男の無我夢中な愛撫とは違う。その感触は冷たく、死んだ魚のようだった。アンナは体を震わせた。恐怖と絶望が彼女を蝕む。このままここで死ぬのか、と思った。
と、その時、小屋の扉が開き、小鬼たちが陽気な声を上げて中に入ってきた。彼らはアンナを見ると、口々に下卑た笑い声を上げた。
「ギャギャギャッ!すごい獲物だ、婆さま!」
「ギギギッ!夜が楽しみだ!」
「こんな上物は久々だ!」
ギャーギャー喚く小鬼たちはみな、醜い顔をしていた。長い鼻、とがった耳、黄ばんだ歯。彼らはアンナの周りに集まり、彼女の体を触り始めた。彼らの手は小さかったが、その数は多かった。アンナは抵抗しようとしたが、もはや何もできなかった。
「ひっひっひっ、わしが一番槍じゃ。こんな若くて美しい娘とまぐわえば、わしも若さを取り戻せるでのう。生き汁をたっぷり味わわせてもらおうかい、ひっひっひっ…。」
「婆さまの股に槍なんて付いとりゃせんじゃろう、ギャッギャッギャッ。」
「生き汁」を生き血と聞き間違えたアンナは恐怖のあまり全身の震えが止まらない。
「静かにせい、下らぬ者ども!」
妖婆の声が小鬼たちを黙らせた。彼らは恐れ慄くと、妖婆から一歩下がった。
「まずはわしからじゃ。おぬしらは見ていろ。よいか、この娘はわしのものじゃ。わしが満足するまで手を出すでないぞ。」
妖婆はそう言うと、アンナににじり寄ってきた。マントを脱ぎ捨てた妖婆は皺くちゃな醜くねじ曲がった身体を恥ずかしげもなくアンナと小鬼の前に晒し、手足を縛られたまま横たわるアンナの背後にカサカサの肌を合わせてきた。アンナは、自分の背後に添い寝する老女が不気味で、その匂いは吐き気を催させるものだった。アンナは目を閉じた。彼女の耳には、妖婆の呻き声と、小鬼たちのどよめきだけが響いていた。
「この娘の皮膚は、まるで絹のように滑らかじゃのう。久しぶりにこんな若い肌に触れると、昔を思い出して身体の芯が熱うなるぞい。ほれ、お前のヨニも濡れておるでないか。お前も望んでおるのだろう、わしの手で弄ばれることを。」
妖婆の乾いた指が、アンナの秘部を探る。その指の動きは、かつて多くの若い娘を弄び、その若さを奪い取ったことを物語っていた。
「きひひ、おぬし、未通女ではないな。よいよい、男を知った娘の方が燃えやすいでの。」
アンナは身をよじらせたが、妖婆の指の動きは巧みで、彼女を恍惚へと誘った。アンナの理性は、恐怖と快楽の狭間で揺れ動いていた。妖婆の舌と指がアンナの若い身体をなぞり、舐め、こじ開けていく。抵抗は無意味だった。妖婆がアンナのプラーナをチュルチュルと吸うにつれ、アンナの意識は、だんだんと遠のいてゆく…。
縛めの宴
気づけば、アンナの周りには小鬼たちが輪を作っていた。彼らの目は欲望に燃え、醜い顔は歪んでいた。アンナは今や彼らの玩具だった。
「さあ、我らの番じゃ!」
「ギャギャ!ほれほれ、搾り取るぞ、生き汁を!」
小鬼たちは我先にとアンナに群がった。彼らの手はアンナの体の隅々を探り、舌は彼女の肌を舐め尽くす。耳の穴、首すじ、腋窩、乳首、そして特にヨニがヒダの奥まで念入りに舐められた。アンナは敏感な部位を舐められる度に身体が快感で震え、抵抗する力を失い、何もすることができない自分にもどかしく身悶えた。醜い妖婆と小鬼に身体を弄ばれているのに、ただすすり泣くことしかできなかった。その涙も舐め取られ、やがて乾き、心は虚ろになっていった。
「ギギギッ!甘い!甘い汁じゃ!」
「ひひひっ!女の汁を搾り尽くせ!」
「その次は!」
「その次は!!」
「我らの精を注ぎ込め!男根干からびるまで!」
アンナの身体は、小鬼たちの下卑た欲望によって蹂躙されていく。彼らの小さな陰茎は、彼女の口や膣や肛門に代わる代わる挿入された。口に放出された精液は残さず飲み込まされた。アンナは、もはや何も感じられなかった。肛門に突き挿さされる痛みさえも、遠い世界の出来事のように思えた。
小鬼たちはアンナを弄びつつ、互いに下品な言葉を交わし合い、溜まりきった精を最後の一滴まで次々とアンナの体内へ注ぎ込んだ。彼らの呻き声と笑い声は、アンナの耳にはまるで悪魔の囁きのようだった。
夜が更けると、小鬼たちは次第に満足し、妖婆の周りに集まった。彼らは妖婆に頭を下げて感謝と服従の意をあらわすと、小屋の隅で丸くなって眠りについた。妖婆はアンナを一瞥し、満足げに頷いた。
「よく頑張ったのう、お前たち。さて、わしもそろそろ寝る頃じゃ。この娘は明日、狒狒(ひひ)の森の奥へ連れて行こう。あの狒狒共、子種を植え付ける苗床を求めておったでな。きひひ…」
妖婆はそう言うと、焚き火を消し、マントを被った。アンナは冷たい石の床の上で、傷だらけの体を震わせながら、明日を待つしかできなかった。彼女の目からは、もう涙も出なかった。
狒狒の森
夜明けと共に、妖婆はアンナを起こした。彼女の体は痛みで満ちていたが、心は既に麻痺していて、言われるがままだった。。妖婆は小鬼たちを起こし、アンナの身体を洗わせると、アンナの手足を縄で縛り直した。そして、彼女を小屋の外へ連れ出した。手首と足首を縛った縄の下に担ぎ棒が通され、棒の前後を小鬼が担いで歩き始めると、アンナは自分がまるで狩られた動物のように運ばれていることに、微かな不安を覚えた。
朝霧の立ち込める森の中、妖婆たちは小さな獣道を進んでいた。アンナは縛られた手足が痛かったが、妖婆の鞭が振り下ろされるのを恐れて、声を出すことさえできなかった。しばらく歩くと、先に生い茂った木々が見えた。そこはまるで別の世界のようだった。木の幹は太く、枝は絡み合い、日光をほとんど遮っていた。空気は冷たく、不気味な静寂が支配していた。
「ここが狒狒(ひひ)の森じゃ。ここから先は、お前たち小鬼はついてこなくてよい。わし一人で大丈夫じゃ。」
妖婆は小鬼たちにそう言うと、彼らを振り返った。小鬼たちは恐る恐る頷き、その場で立ち止まった。彼らは妖婆には逆らえない。そしてこの森を明らかに怖がっていた。
妖婆は担ぎ棒から外されたアンナを軽々と肩に担ぐと、森の奥へと脚を進めた。木々の間には、奇妙な鳴き声や、姿無きものが動く音が聞こえる。アンナは目を閉じ、神に祈った。しかし、神は彼女には微笑まなかった。やがて、妖婆は開けた場所に出た。そこは小さな池のほとりで、周囲には大きな岩が転がっていた。アンナを地面に降ろした妖婆は、杖で地面を叩いた。
「ほら、お前たち!獣共よ!わしが新たな苗床を持って参ったぞ!お望みのものじゃ!」
妖婆の声が響くと、木々の間から、黒い影が現れた。それは、人の形をしていたが、その姿は明らかに人間ではなかった。長い腕、がっしりした体、顔は猿のように黒く、目は血走っていた。彼らは傀儡狒狒(くぐつひひ)、この森の主たちだった。
傀儡狒狒たちは、妖婆とアンナを取り囲んだ。妖婆の前に薬草の束をドサッと置くと、彼らは興奮した唸り声を上げ、汚らしい舌をベロベロと這わせる。その目は、アンナの若い肉体に釘付けだった。
「ほれ、この娘はお前たちのものじゃ。好きにするがよい。わしはすでにこの娘の若い生き汁をたっぷり味わい、二十年は若返ったぞい。まだまだたっぷり使えるはずじゃ。今からこの娘の腹に「黒根母胎印」を施してやろう。お前達の傀儡になるこの娘がたんと孕めるようにのぅ。」
妖婆はそう言うと、黒い粘液を指につけ、アンナの下腹部に奇妙な印を描き始めた。その紋様は、アンナの肌に焼きつくような痛みを与え、不気味な臭いを放った。アンナは最後の抵抗を試みたが、傀儡狒狒が彼女の頭や手足を押さえつけ、動けなくした。
妖婆が印を描き終わると、杖を振りかざし、暗黒の呪文を唱えた。
「ズ・ウ・ザ・グ、ウ・ム、ズ・ア・ン・ド、ナ・ン・ム、ル・ン・グ、ダ・ズ・グ」
その瞬間、アンナの周りの空間が歪み、不気味な光が放たれた。印は濃い紅色に輝き、アンナの肌に焼き付いた。傀儡狒狒たちは歓喜の叫びを上げ、アンナに群がった。
「グゥホホ!若くてイキのいい女だ!」
「ギョヒヒィ!子種を植え付ける!」
「グホッ!ようやく殖やせるぞ!」
傀儡狒狒たちは、アンナの縛めを容易く引きちぎり、仰向けに寝かせるとその柔らかいが張りのある身体をまさぐり始めた。乳房が揉みしだかれ、まだ平らな腹が撫でられ、腕や脚の筋肉の強さが確かめられ、次にアンナを四つん這いにさせると、揺れる乳房の大きさと尻の大きさを狒狒たちは喜んだ。
「望んだとおりの女だ。いい傀儡、いや、いい母胎(はら)になるだろう、グッグッグッ」
「グホホッ、早う味わおう!」
「ひーひっひっ、お前たちのモノがこの娘に突き挿さるるところを見せておくれ!そこまでが約定じゃ。」
「グオッホッホッ!魔女の婆様も好きモノだ!よし、その辺の物陰で見ておれ。女の生き汁を啜ればワレら狒狒の逸物、力みなぎり女の穴に子種を注ぎ込む。」
妖婆がニヤつきながら木陰に身を隠すと、とびきりの愉しみが味わえると舌なめずりした。
アンナは一糸纏わず四つん這いのまま、恐怖に震えていた。昨日までごく当たり前の生活を送っていたのに、今は暗い不気味な森の中で妖婆と黒い猿に囲まれて逃げられそうにもない。昨夜はこの醜い老女と肌を重ね、指と舌に犯され、小鬼の陰茎に陵辱され、何度か絶頂してしまった。そして自分はこの狒狒の群れのモノになるらしい。
噂には聞いていた、森の魔物に捧げられる贄…まさか自分がこんな目に会うなんて…。許しを請おうと口を開きかけたが、声にならない微かな悲鳴が出ただけだった。
「ヒィッ!ヒィッ!ヒッ!….」
アンナを取り囲んだ狒狒たちはアンナの豊かな乳房や大きくて張りのある尻を撫で回し、次第に昂ぶってきたのか、狒狒の長がアンナの尻にむしゃぶりついた。他の狒狒も次々にアンナの身体をベロベロと舐め回す。最も美味な女の汁を味わえる秘所を最初に味わうのは長だった。長がアンナの愛液の味に満足すると、他の狒狒も順にアンナの性器のヒダを舐め回して女の汁を味わっている。背中や尻が唾液でべっとりとするその感触にゾクゾクしていると、ひっくり返され仰向けにさせられ、脚を大きく拡げられてしまった。意に反して固く勃起したクリトリスをベロリと舐められると、自分の秘所がピクピク痙攣して愛液が溢れ出るのが感じられ、雄の魔物の前では自分は無力なメスでしかないことを思い知らされてしまった。仰向けで股間、乳房、腋窩を舐め回され、湧き上がってくる快感を唇を噛み締めて必死に堪えていると、唇をベロリと一舐めされてしまった。
ハッとして目を開くと同時に唇が少し開いたのを狒狒は見逃さなかった。目の前の狒狒の舌がアンナの唇を割って入り、歯茎を舐められ、力強い狒狒の舌に抵抗できず、上下の歯の間を割って侵入してきた狒狒の舌を噛むこともできなかった。狒狒の長い舌は口腔の粘膜を舐め回し、アンナの可愛らしい舌を捕らえると、にゅるにゅると絡み合い、唾液がアンナの口の中にどろどろと流し込まれた。
「んんんんんっっっ!!!!!」
唾液を流し込んだ狒狒が顔を離すと、アンナが唾液を飲み込むのかどうか、ニヤニヤしながら様子を見ていた。
唾液を吐き出せばきっと酷いお仕置きが待っていると感じ、意を決してゴクリと狒狒の唾液を飲み込んだ。生暖かい猿の唾液が喉を通る感触に悪寒が走ったが、小鬼にもやられたように、これから雄の精が注ぎ込まれる事を思えばなんでもないことだった。
その様子を見た、他の狒狒も顔を近づけて来る。次々と唾液を流し込まれ、アンナは自分から狒狒の口を啄むようになった。どれだけの時間そうしていたのか、身体中にべっとりと狒狒の唾液が絡みついている。
「もう十分だろう、早く挿れて楽しむぞ!」
「そりゃそうだが、泥漿を飲ませて傀儡にする前に誰がこの女の主なのか教えてやらねばな」
「ワシこれ以上我慢できねえぞ!」
アンナの身体が分泌する健康な女の汁を味わった狒狒たちは、プラーナが男根と睾丸に満ち溢れるのを感じて、もはや我慢の限界を迎えつつあるようだ。
雄の刻印
アンナは仰向けに寝たまま、腰だけ高く持ち上げられた状態で手が縄で木に括りつけられている。尻の下には横向きに丸太が置かれ、股が大きく開き上げられてしまっている。狒狒の目に唾液と愛液で濡れた秘所を晒したまま、これでは何をされようとも無様に抗うことしかできず、恥ずかしさが沸き立つ。そして、腹には妖婆の施した受精と受精卵の子宮への着床を促す呪印が刻まれており、これから猿の魔物の精液が注ぎ込まれようとしている。
狒狒たちは、長さは20cmほど、人間のものよりも太く禍々しい肉の杭を持つ。亀頭はレモンほどの大きさがある。最初に近づいた狒狒の長はアンナの膣口を亀頭でべろりと擦り上げ、陰唇をぐちゅぐちゅ掻き回すように擦り付けて愛液で竿をべとべとにしてから、強く突き上げるように挿入した。その痛みは凄まじかった。小鬼の陰茎とは太さも長さも違うのだ。あまりの痛みに涙が止めどなく溢れ、声にならない悲鳴を上げた。狭い膣の中を押し開いてくる狒狒の肉の杭が、グリグリと奥へ進むと、ついに子宮口に到達した。
『ぐちゅッ!』
膣の最奥まで貫かれ、大きな亀頭が子宮口に押し付けられ、肉の杭全体が膣をギッチリと満たしている。その衝撃にアンナは一瞬気を失いそうになった。狒狒はクイックイッと亀頭をリズミカルに子宮口へ押し付け、カリ首が膣壁を拡げながらピストンする。それだけでアンナは気を失ったが、ズンズンと子宮口を突かれているうちに目を覚ました。驚いたことに、あんなに痛かった肉棒を咥え込んでいるアンナは、一種の快感を覚えている。どうやら苦痛と快感を繰り返すうちに身体が快感を覚えやすくなっていたらしい。脳が苦痛を快感に変換するようになったのだ。アンナの膣は狒狒のペニスを優しく揉みほぐすかのように、ひくついていた。
アンナは何度か小さな絶頂を迎え、その度に膣がギュギューッと痙攣する。何度目かの波の後、下腹部の奥からしびれが湧き上がり、つま先がしなり、ヨニを狒狒に押し付けるように腰を上げ、全身がワナワナと震え始めた。
「イヤッ、イヤアアアアアアアアアッッッ!!!!」
びくびくびくっ!!
『グオオオッ!凄い締め付けだ!』
狒狒の長が歓喜の声を上げる。
『お前はいい傀儡でいい母胎(はら)になるぞ!これから何度も何度も注ぎ込んでやるから楽しみにしておけ!』
アンナの膣奥にドクドクドクっと精液をたっぷり注ぎ込むと、狒狒は肉杭をゆっくりと引き抜いていった。引き抜かれる時もずにゅるにゅるっと亀頭のカリ首が膣壁を擦り上げる快感をアンナに与えていた。
『ハァハァ、、、うあああっ、キモチイイ…すごくいい!こんなの初めて…』
妖婆は狒狒の長とアンナの激しい性交を木陰から覗き見しながら、指を自らの女陰に這わせ、かつて交わった男達や獣達を思い出しながら絶頂を迎えた。アンナの喘ぎ声と嬌態に自分の若かりし頃の痴態が脳裏で重なった。
「おうおう、あの娘はめっけものじゃ。わしはこれでさらに十は若返ったわい。」
狒狒の長は満足そうに引き抜いた陰茎を手にしたまま、アンナの胸元を跨いで陰茎を眼前に突きつけた。眼の前の獣臭がする陰茎にはべっとりと精液が付着している。男が勃起した陰茎を女の眼の前に突き出してきた時、することはただ一つ。男を怒らせないよう、陰茎をできるだけ美味しそうに舐めてしゃぶり、口の中でも精液を受け止め、吐き出さずに飲み込む。それだけで男は途端に優しくなることを知っていたアンナは、狒狒のモノをしゃぶるのにあまり抵抗を感じなかった。
ただ、黒光りするゴツゴツして太い陰茎を舐め、口に含んだアンナの表情は苦しそうではあったが。
狒狒のビクンビクンと脈動する肉棒を頬張り、口の中で舌を動かして精液と恥垢を舐め取っていると、ビクビクと大きく震える狒狒の肉棒が更に固くなった。狒狒の長はアンナを楽しそうに見下ろながら、そのまま亀頭を喉の奥へ押し込むと再び射精した。アンナは精液を喉の奥に噴出され、苦しそうに呻きながら眉間にシワを寄せたが、狒狒の陰茎を頬張ったままドロドロとねばつく精液をなんとか飲み込んだ。狒狒の熱い精液が喉を通ると、上の口も下の口ももはや狒狒の所有物である。
ようやく長の陰茎がアンナの口から抜かれると、後ろに控えていた二番手の狒狒がアンナに近寄って四つん這いにさせた。後ろの穴をじっと見つめた後、口をアンナの後ろの穴へ近づけた。
『ヒヒィッ、お前のこの穴も気に入った!』
そう言って、アンナの肛門を舌で舐め回し、穴を広げるように舌を突っ込んできた。今まで経験したことのない感覚にアンナは「ひっ、ヒイイイッッッ!!」と悲鳴を上げ、後ろの穴が気持ちよくなる感覚に恐怖を覚えた。舐め回された肛門はぬめぬめと唾液にまみれ、ヒクヒクと収縮を繰り返している。今度はペニスの先端で肛門をクチュクチュと擦り上げ、次第に先端を埋めてくる。狒狒のペニスはアンナの肛門括約筋を押し開きながら、直腸に侵入してきた。
ズン!
直腸の奥を押し開くようにペニスを突っ込んだ狒狒は、ゆっくりと腰を動かし、豊かな尻肉に身体を密着させたまま尻の穴にペニスを埋め、アンナの肛門の締め付けを楽しんでいる。アンナはペニスが肛門を押し開き、直腸を広げる圧迫感と痛みに悲鳴を上げていたが、次第に何とも言えない感覚になってきた。時折、にゅるにゅるっとペニスが引き抜かれ、またズボッと直腸の奥まで突き挿されると、アンナはヒィィィィィィッッッ!と鳴き声を上げ、それは悲鳴のようにも聞こえるが、その鳴き声には次第に艶気が含まれてきた。
ズン!ズン!ズン!
腰を打ち付けられる度にアンナは仰け反り、声を上げた。その間、アンナの前で巨根を揺らす狒狒がアンナの美しい顔を眺めている。そして長く太く固い肉の杖が近づいてきた。
『さあ、わしのものもお前の美味しい口で掃除しておくれ!』
アンナは眼前に突き出された狒狒のペニスをうっとりとした顔で見つめ、口を大きく開けた。狒狒はアンナの口にペニスを頬張らせると、オスの獣の如くアンナの喉の奥まで一気に突き刺した。喉の奥まで陰茎が突っ込まれると、アンナは前と後ろから串刺しになり、息苦しさと痛みと快感が混ぜ合わさって頭の中が真っ白になってしまった。狒狒の二匹が、喉の奥と肛門の奥を犯し続け、肉付きのいい尻肉を打ち付ける音とペニスを喉に突っ込むグチュグチュという粘液の音が響く。そして、アンナの身体を貫いて繋がった狒狒の二匹が精をアンナの喉奥と尻穴に流し込むと、やっとアンナは一息つくことができた。
地面に倒れ込んだアンナの膣口、尻穴、口から溢れた精液がどろどろと垂れている。
狒狒の力強い男根に穴という穴を犯されるアンナの嬌声と快感に震える肢体を見つめながら、妖婆は女陰をこすり続け、最後に一際大きな絶頂を迎えた。
「うひひひひいっ!!!!おおう、、、今のはヨカッタぞい。また十若返った!。いや満足満足。狒狒の森の薬草も手に入ったことだし小屋へ戻るかの」
村の市から攫ってきたアンナという娘とまぐわい、女の生き汁をたっぷり啜って若返った妖婆は、新しい苗床を所望してきた狒狒に貴重な薬草と引き換えにアンナを譲り渡し、狒狒の群れがアンナを代わる代わる犯す様子を木陰から覗き見しながら自慰をして、何度も絶頂を迎えることで更に二十年は若返った。
曲がった背中がいくらか真っ直ぐになり、足取り軽く薬草を小脇に抱えて山を下ってゆく老婆を見送りながら、狒狒の長は手下にアンナを担いで群れの巣へ戻るよう命じた。
狒狒の巣に連れ込まれた女は、森の蟲と薬草をすりつぶし、混ぜ合わせて作った「傀儡の泥漿」を飲まされ、人間としての意識を失わされ、狒狒の召使い、性奴隷、そして母胎として使われる肉の傀儡と成り果てるのだ。
傀儡女となったアンナは夜な夜な狒狒の伽の相手をさせられ、狒狒の求める穴を差し出して精を受け止める。妖婆に刻まれた黒根母胎印の効果は抜群で、狒狒の仔を孕んでは産み落とし、狒々の群れは急速に数を回復した。
その後…
森の中を歩く旅人の間で近頃密かに伝わる話がある。狒狒の森には金髪に近い亜麻色の髪をした美しい傀儡女が二人、狒狒の召使いをしているとか。傀儡にされた女は半裸同然の破れた服を纏い、朦朧とした表情で森の木の実や薬草を摘み、森の奥へ運んでいたという。果たしてあれはアンナなのか、それとも別の村からさらわれた若い女なのだろう。
この妖婆の話は長く村や町で語り継がれ、夜、子供たちが親から「早く寝ないと妖婆に攫われるよ」と脅されるおとぎ話となった。そして村の娘たちは誰も暗い森に近づこうとはしなくなった。だが、時折、美しい娘が消え、村は静かに悲しみに包まれるのであった。
徘徊する妖婆の新たな獲物
月日が経ち、季節が晩秋へと移り変わるころ、あの森で魔力をある程度回復し、若返った妖婆は名も知れぬ小さな村を訪れようとしている。森の奥深くに潜み、時折現れては若い娘を攫うことで畏れられる彼女は、今や以前よりも力を取り戻していた。皺は浅くなり、腰は少し伸び、目の緑の炎はかつての鋭さを取り戻している。
今宵の妖婆は杖を手に、薄暗い森の小道を歩いていた。冷たい風が枯れ葉を巻き上げ、マントを翻らせる。その先には、灯りの炎が揺れる村が見えていた。